たま~に、すごくやる気になって勉強してしまう崖っぷちおじさんです。
私は理系の大学を卒業後、社会人として働き始めてから、なかなか資格取得にトライしてきませんでした。というかそもそも資格取得という単語が頭になく、仕事のみに励んできました。
(今思えば、もっと早く資格取得にトライしなかったのか と後悔しております。。。)
しかし最近になり、ふと技術者としてのスキルを形に示したい、他の人に証明したいと思い、技術系の資格を取ろうという気持ちが芽生えてきました。そこで色々探していた際に見つけた資格が”QC検定”です。
ここではQC検定の概要、受けた感想、取得してよかったことをまとめました。
QC検定とは
QCとはQuality Controlの略で、品質管理を意味します。
つまりQC検定とは品質管理の知識のレベルを評価し、認定をあたえる試験であり、日本規格協会及び日本科学技術連盟が主催するものです。
最近では品質管理に力を入れている企業も多く、注目を浴びている資格になります。
レベルは企業内での役割に応じ、4つの級から構成されています。
級 | 人材像 |
1級、準1級 | ・部門横断の品質問題解決をリードできるスタッフ ・品質問題解決の指導的立場の品質技術者 |
2級 | ・自部門の品質問題解決をリードできるスタッフ ・品質にかかわる部署の管理職・スタッフ |
3級 | ・業種・業態にかかわらず自分たちの職場の問題解決を行う全社員 ・品質管理を学ぶ大学生・高専生・高校生 |
4級 | ・初めて品質管理を学ぶ人 ・新入社員・社員外従業員 ・初めて品質管理を学ぶ大学生・高専生・ 高校生 |
<引用:https://webdesk.jsa.or.jp/common/W10K0500/index/qc/qc_level/>
◆試験日程
年2回、3月と9月に実施されています
◆受験料
受験料は以下の通りです。決して安くはないですが、それに見合う資格だと思います。
1級 9,900円 | 1級・2級併願 13,860円 |
2級 5,500円 | 2級・3級併願 8,910円 |
3級 4,400円 | 3級・4級併願 6,930円 |
4級 3,300円 |
◆受験の形式
マークシート形式です。1級のみ論述問題(小論文)があります。
合格するには手法分野・実践分野でそれぞれおおむね50%以上、総合でおおむね70%以上の得点が必要です。
◆出題範囲
品質管理の手法と実践問題が出題されます。
手法問題:品質管理の概念、手法、標準化 等々
実践問題:確率分布、検定/推定、相関分析/回帰分析、実験計画法 等々
※級によって出題範囲は異なります。詳細は下記の日本規格協会グループのHPを参照してください。
QC検定がおすすめな人
・製造業に勤めている人
・品質管理の業務に携わっている人
・課題解決の手法を学びたい人
QC検定2級を受けてみた感想
マークシート形式ですが、全部で100問ほどを90分で解かないといけないのでかなりスピード勝負です。きちんと公式を覚えていないと時間内に解くのは困難です。
私は2021年3月に初めて受験しましたが、自己採点で95点くらい取れました(実践編は満点でした)
過去問と似たような問題が出るので、過去問はしっかり解けるようにしておく必要があります。
※勉強方法、試験当日の解き方などは別記事で紹介したいと思います。
QC検定2級を取得してよかったこと
正直勉強する前までは、標準偏差って単語は聞いたことあるけど何だっけ?っていうレベルでした。ですがQC検定の資格勉強をし、取得したことで品質管理について幅広い知識がつきました。
特にQC検定は実践的な内容が多いので学んだ検定手法/問題解決手法はすぐに実際の業務に生かせるのでとても役に立ちます。
また、QC検定の内容は品質管理部門でなくとも活かせる部分が多く、製造業等での管理職になる上で必須の内容だと思います。
まとめ
ここではQC検定の概要、QC検定を取得してよかったことなどを紹介させていただきました。
上でも書きましたが、品質に関してまったく知識がなかったところから勉強を始め、QC検定2級に合格出来ました。勉強した内容は、業務に直結できる内容ばかりで、かなり有用な資格だと思いますし、QC検定取得が出世の条件である会社もあるほどで、受験者が増えてきております。
過去の合格率を見ると、年々合格者が減ってきており、難化傾向にあるようなので、興味がある方は早めの受験が良いと思います。
また別記事で、具体的な勉強方法、勉強時間、おすすめの参考書などを紹介させていただきたいと思います。
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